杉原千畝は、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語など数カ国語を操るインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として、様々な国に滞在。身の危険を冒しながら、混沌とする世界情勢の情報を収集し、日本に発信し続けていた。そのため、当時のソ連から警戒され【ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)】に指定された日本初の外交官でもあった。
1939年、リトアニア・カウナス。外務省は、混迷を極めるヨーロッパ情勢を知る上で最適の地、リトアニアに領事館を開設し、その責任者となることを千畝に命じた。そこで千畝は新たな相棒ペシュと一大諜報網を構築し、ヨーロッパ情勢を分析して日本に発信し続けていた。やがて第二次世界大戦が勃発すると、多くのユダヤ難民が日本領事館へヴィザを求めてやって来た。難民たちの数は日に日に増していく。日本政府からの了承が取れないまま、千畝は自らの危険を顧みず、独断で難民たちに日本通過ヴィザを発給することを決断する――
第二次世界大戦中、日本の外交官としてリトアニアに赴任。ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に対して、日本政府の命令に背いて日本通過のヴィザを発給。約6000人もの命を救ったと言われている。
同じく多くのユダヤ人を救い、94年の第66回アカデミー賞で作品賞、監督賞などを受賞した『シンドラーのリスト』(スティーヴン・スピルバーグ監督)で世界的に知られるドイツ人実業家、オスカー・シンドラーになぞらえて“日本のシンドラー”とも呼ばれる。
監督: チェリン・グラック
出演: 唐沢寿明 小雪 小日向文世 塚本高史 濱田岳 ほか
2015年/日本
配給: 東宝
映画公式HP: http://www.sugihara-chiune.jp/
5月20日 | 金 | 10:30-12:49 | 13:45-16:04 | 18:30-20:49 |
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5月21日 | 土 | 10:30-12:49 | 13:45-16:04 | 16:45-19:04 |